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Fusion360とジュエリーデザイン

  • tkemmochi6
  • 2018年1月23日
  • 読了時間: 2分

書いたかもしれませんが、この学期はプロダクトデザインとジュエリーデザインでFusion360を教えています。いくつか気になったことがあるので、これからプロダクト、ジュエリー、または3Dを勉強しようと思っている人の参考になれば、と。

プロダクトデザインにおいてFusion360はかなり優秀です。

落ちやすい、というデメリットはあるけれども、Rhinoと比較して問題点がわかりやすい(できるコマンドと、できないコマンドの違いがわかる)し、タイムラインのおかげで、修正も非常に簡単です。

もっとも、テンパってしまう学生は、タイムラインで戻れば良いところをRhinoのように「とりあえず消去」で対応しようとしてしまうことがあるけど、その辺は慣れかと。

メカニカルな3Dも作りやすいので、今の学生にはもっぱらアセンブリが必要な3Dを作らせています。

もう一つの問題は、Rhino経験者は未経験者よりも慣れるまでに時間がかかる点です。時間が解決するのですが、スケッチを一旦終わらせたり、C-Planeを選んだりすることに慣れないようです。

良い点は、Rhinoが苦手な学生でも、意外とFusionはできたりします。Fusionの方が感覚的にあっているのかもしれません。

レンダリング機能は素晴らしくはないけど、プロダクトデザインの範囲であれば、学校で十分に使えると思います。

さて、ジュエリーの方ですが。

自分自身ジュエリー方面の人ではないので、十分に理解するまで時間がかかりましたが、結構大変そうです。

特に、宝石を大量に使うタイプのデザインは苦労しそうだな、と。とはいえ、ほかにもっと適した3Dモデラーも思いつかないので、そういう意味では悪くないのかもしれません。

簡単なデザインならば、Rhinoよりも圧倒的に便利です。1,2個宝石があるくらいのデザインも、余裕で対応できそうです。宝石自体は事前に別ファイルに作って置けば、管理は簡単そうです。デザインをたくさん作成するならFusionは悪くない選択かもしれません。

問題は、レンダリングです。宝石を中心に全くマテリアルがないので、レンダラーを別に用意する必要がありそうです。最近KeyShot7を購入したので、Fusion360>KeySyot Plug-inでどこまでできるか試してみようと思います。

でも、金型設計(マスプロダクション)や図面の書き出しのような事を考えないのであれば、Cinema4Dや3DsMAXのような3DCGの方が向いている気がします。作業スピードも3DCG系の方が早いと思います。

ファッションアクセサリー(バッグとか靴とか)をFusionで作ろうと思えばできるけど、こっちもやはり3DCG系の方が圧倒的に便利かな、と思います。そもそも、ファッションアクセサリーは現在でも手作業が多い産業なので、3Dはそこまで求められていない気がしますが。


 
 
 

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