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海外の教育の違い ヨーロッパ某国
- TK
- 2016年9月6日
- 読了時間: 2分
前回はアメリアかの学校のお話を書きました。
今回は、ヨーロッパの学校の話をします。
現在は専門学校(3年制)の学校で教えていますが、大学院もこちらの学校を卒業しました。
こちらの大学院は、結構入るのが簡単です。ポートフォリオを見せて問題がなければ大体は入れます。私の学校のデザイン学部はプロダクトを主に扱いますが、若干サービスや建築的な部分も教えます。
学生の大半は外国人のため、現地の言葉よりも英語の方が一般的だった気がします。教師、講師の方々も現地の人と外国人と半々くらいだった気がします。そのため、授業には常に通訳の方が同席し、トランシーバーを使って授業の内容を同時通訳します。
学生はデザインのバックグラウンドがある人が半分、残りはエンジニアリングなどちょっと違う分野の人で構成されていました。
ヨーロッパの学校は(現在教えている学校も含め)非常に「考え方」を大事にします。哲学的要素が強いと言えば良いのか、ポエティックというのか、とにかく手を動かすよりも頭を働かせて「素晴らしいもの」を目指します。
そういう意味では、技術的な部分の教育が非常に弱いです。そして、できる学生とできない学生の幅が、非常に大きくモチベーションを保つ必要があります。
専門学校、大学、大学院問わず、卒業後の現地での就職は非常に困難です。アメリカもそうですが、学生は卒業する直前まで就職活動をしません。そもそも、ある時期に一斉に募集をするわけではないので、空きのある会社を自分で探す必要があります。もしくは先生のコネです。
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